天と地の |
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あとがき 私がこの「天と地の間に生きて」という題名を通して、費やしてきた月日は5年。この原稿を書き始めた当初は、頭と胸に詰まっていたすべての感情を文章にぶっつけて、思うままを書き綴ってみた。そこに書き上げてゆく文章への取り組みは、己への挑戦でもあったし、自らの経験や知識を描写して書き綴る、作者としての達成感や優越感を頭のてっぺんにまで感じたりしたものである。それから一度、その書き下ろした文章を読み返して見た時に、そこには己以外の社会に対し憂さを晴らすような、批判的な文章だけが埋め尽くされていた。私はその文章に映していった自らの心模様、学力の拙さを通して、改めて己の無知と無能さを知ったもの確かである。 それからは山あり谷ありと、文章を書き上げることの難しさと直面し、自問自答、主観から客観的なものの見方、陽転思考という意識転換に錯誤しながらも、一応の完結にまで辿り着いてきた。 この五年間を通して得た事と言えば、初心の信念を通してやり遂げたという満足感であり、今の私の胸中を空っぽにした事である。私はこの人生のテーマ、「生きる」「希望」「信仰と心」の執筆活動を通し、改めて自らの人生観とその目的、三世(前生、現世、来世)に渡る心境を見つめる機会が得られた訳で、これもまた一重に、信仰というご縁によって授けて頂いた賜物であります。 人生に師あり、友あり、「師は三世の契り」「友は第二の我なり」と。その縁も現代はそぼろでありますが、ここに多くの方たちとの良縁を得て、掛け替えのない人生を共に分かち合って学び、多大な知恵と助言と信仰に導いていただいた恩師、そしてご縁をいただけた方々にも深く感謝し、心より厚くお礼を申し上げる次第であります。 最後に一言、弘法大師(空海)は「凡そ三世を通観するに、一切衆生は恩に依って生く」と言われています。 |
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著作 | 2003年(平成15年)6月1日 |
著者 | ジミー F 塚田 (プロフィール) |
1951年2月8日(東京江東区亀戸)生まれ。本名、塚田文晴 | |
学歴 | 第2亀戸小学校、安田学園中・高等学校、立正大学経済学部、山野高等専門美容学校卒業 |
経歴 | ・1874年渡米。1877年ビバリーヒルズにサロンオープン、1982年帰国 ・一般社団法人ジミー国際理美容福祉アカデミー設立(ヘアサロン経営:目黒区学芸大学) |
履歴 | ・信仰を荷田亀代治、鶴磨先生(故)より師事。 御嶽山、高野山、筑波山、香取・鹿島、江の島弁財天、氷川神社、富士山、目黒不動、氏神様、世田谷観音、他 |
・取材:「日本グラフ」 ・全日本美容業生活衛生同業組合(21世紀への美容産業長期ビジョンコンテスト) 投稿テーマ=【美容の4年制大学を】 |
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資格 | 美容師、職業訓練指導員、労務管理士、カリフォルニア州美容師免許取得 |